タッチスタイルとは、従来のギターのようにピックでのストローク奏法。指を使ってのアルペジオ、トレモロ奏法とは違い、指で弦を叩いて演奏する「タッピング」のみで演奏することを言います。

で、現在タッチスタイルギターで有名なのは、チャップマンスティック、WARR GUITAR、コヤブボードの3つが有名です。

これらの楽器について、ネット上やショップで見聞きした事柄を書きなぐっておきます。

1.チャップマンスティック
元々エメット・チャップマンという方が、自身がリーダーを勤めるバンドで使うために開発した楽器。

ライブでスティックを見た人たちから「どこで売っているんだ?!」「ぜひ私にも作ってほしい!」という要望が相次いだため、一般向けに販売を開始する。

作っているのはエメット氏本人。何しろ世界中からオーダーが来ているため、注文から完成まで2~3年かかるのが当たり前。
さらに氏は日本人が大嫌いなので(本当かうそかは知らないが)、日本からの注文は一番最後に回されてしまう。

いろいろ種類があり、10弦、12弦、アルトタイプなどいろいろある。

日本の代理店は長らく石橋楽器が担当していたが、代理店の権利が切れたため、今では国内唯一のスティック奏者の金丸氏が立ち上げた会社で取り扱っている。

弦のテンションはかなり緩め。ピックアップはパッシブタイプとEMGとコラボしたアクティブタイプが選択可能。
その他MIDI制御用のピックアップも搭載できる。

トラスロッドは1本か2本。なお昔のモデルの中にはトラスロッドがないモデルがあり、その場合弦はライトゲージしか使えない。

スタインバーガー氏とのコラボで生まれた、8弦NS-STICKもある。
チューニングはスタインバーガーギターと同様、ブリッジ部分のペグを回して行う。なお専用弦は結構高い!

出力はベースサイドとメロディーサイドの2チャンネル出力。従ってギターアンプとベースアンプが必要。


2.WARR GUITAR
キング・クリムゾンのメンバーである、トレイ・ガン氏が愛用している。

チャップマンスティックとの違いは、出力ポートが2個あり、それぞれネック側ピックアップのステレオ出力。ブリッジ側ピックアップのステレオ出力となっている。

ピックアップは、バルトリーニのアクティブタイプが4つもついている。

日本で扱っている代理店は、サイトを見たところでは存在しない様子。
(しかもネットでの受注販売オンリーっぽい)

代理店がないので、もし故障したらどうなるのか心配である。

弦はスティックと比べるとかなり硬いらしい。

モデルは8弦から14弦までいろいろあり。さらにベースサイドとメロディーサイドが入れ替わったモデルや、トレイ・ガン氏のシグネチャーモデルもある。

形状はスティックのような「板切れ」ではなくエレキギターに似た形なので、演奏はかなりしやすいと思われる。
なおストラップ固定用のポストがついている


3.コヤブボード
小藪氏がおそらくチャップマンスティックにインスパイアされて開発したと思われる、和製タッチスタイルギター。

上の二つと違い、演奏時に手をクロスさせないで演奏する。
(上の二つは左手でベース、右手でメロディーを弾くので、どうしても手がクロスする)

さらにスケールが短いので、市販のギター弦をそのまま流用することが可能。

あまり知名度がないせいか、スティックのパチモンといわれることもある。